フロアクラフト(リッチダンサーの10) 第14戦


キャロットクラブ出資愛馬第18号は、西園正都厩舎狙いの馬。

超一流の厩舎に対し、血統やラインナップの見劣る預託馬で同等の勝ち数を上げる技術はまさに本物。また、マージービートのように数を使ってくれることも嬉しい。

父はフジキセキでイマイチだが、母はデビュー前には評判の高かったホーカーテンペストを輩出。そのホーカーテンペストはフロアクラフト購入後に4勝目を挙げオープン入り。

そしてフロアクラフトも1勝馬ながら格上挑戦のスイートピーSで2着に入り優駿牝馬(オークス)GTへの優先出走権を確保。これは出資愛馬初の芝のGTへの出走で感動。しかも一生に一度しか出走できないクラシック!!

その優駿牝馬(オークス)GTでは明らかに格下なので17番人気とブービー人気だったが、見事な走りで5着と掲示板を確保。


その後北海道ではデコボコ馬場や重い洋芝に苦しみ2戦大敗だったが、本州に戻り500万、1000万クラスと連勝。

前走準オープン(1600万下)クラスではさすがに6着だったが、牡馬との一般戦でしかも定量戦。16頭立てでの勝ち馬から0.4秒差というのは昇級戦であることを考えても素晴らしい。


前走後、1月15日にリフレッシュの為にノーザンファームしがらきへ放牧に出されましたが、2月27日に栗東トレセンへ帰厩しました。


予定通り3月23日 阪神10R 但馬ステークス 1600万下 芝2000m 混合 ハンデに主戦の松山弘平騎手で出走!!

フルゲート16頭のところに特別登録数は18頭。火曜日の想定段階では13頭。しかももっとも強いと思われたライズトゥフェイムが消えている。そのまま13頭で確定!!

2着/4番人気!!

牡馬に混じった準オープンで貫禄の2着。勝った馬はオルフェーヴルの全弟の超良血馬で強すぎたが、他馬は完封。走破時計も準オープンの勝ち負け水準で相手が悪かっただけ。

1000万クラスで勝ち負け出来る馬を探す私にとって準オープン2着は嬉しすぎる。

牝馬限定戦なら重賞でもやはり出番はありそう。


2日前には妹で愛馬のバウンスシャッセが重賞制覇。姉も負けていられない。


レース回顧と時計の分析、レース後の松山弘平騎手と西園正都調教師のコメントを掲載。

やはり事前の状態の良さ通り、いよいよ本格化している。これだけやれるとは嬉しい限り。

(2014年3月24日完結)

2014年1月31日立ち上げ

●前走後、リフレッシュの為、1月15日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 我らが愛馬フロアクラフトは500万、1000万と連勝で来た前走の1600万特別は6着でしたが、昇級戦に牡馬との一般戦、そして定量戦にフルゲートの16頭立てだったことを考えると勝ち馬から0.4秒差ですし、なかなかの走りだったと言えます。

 ここまで帰厩後に3回使われたことから、ここでひと息入れることになり、1月15日にリフレッシュ放牧の為にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2014年2月28日に作成

●2月27日に栗東トレセンに帰厩しました

 2月27日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告によりますと、前走後、リフレッシュ放牧の為に1月15日からノーザンファームしがらきへ放牧に出されていた我らが愛馬フロアクラフトは2月27日に栗東トレセンに帰厩したということです。次走の予定などはまだ出ておりません。

これ以降は2014年3月17日に作成

●気になる特別登録表(3月23日 阪神10R 但馬ステークス)

特別登録表 3月23日 阪神10R 但馬ステークス 1600万下 芝2000m 混合 ハンデ

第1回登録完了馬 全18頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤケルソ 小牧太 55.0  1/18 睦月10下 京都芝2400
エーシンスピーダー 56.0 11/17 錦秋16下 東京ダ1600 12
カノン 高倉稜 52.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
ジャイアントリープ 岩田康誠 55.0  2/15 琵琶10下 京都芝2400
スノードン 中井裕二 54.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 10
スマートリバティー 54.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 10 10
デルマイザナミ 52.0  2/15 1000万 京都ダ1800 10
トウカイオーロラ 酒井学 54.0  3/01 御堂16下 阪神芝2400 13 10
ドリームトレイン 54.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 12
ヒュウマ 浜中俊 55.0  1/25 花見10下 京都芝1600 10
ヒロノプリンス 55.0  3/09 富里10下 中京芝1800
フィロパトール 武豊 52.0  3/02 関門16下 小倉芝1800
フロアクラフト 松山弘平 53.0  1/13 寿S16下 京都芝2000 10
ライズトゥフェイム 56.0  3/08 スピ16下 中山芝1800
リメインサイレント 53.0  1/13 寿S16下 京都芝2000
リヤンドファミユ 池添謙一 56.0  2/23 アメ16下 東京芝2000 11
ロードロックスター バルジュー 53.0 12/15 元町16下 阪神芝1800 10 10
ワールドブルー 50.0  2/10 白嶺16下 東京ダ1600 15 13 15

 フロアクラフトのハンデは53.0キロでした。

これ以降は2014年3月18日に作成

●気になる出馬想定表(3月23日 阪神10R 但馬ステークス 1600万下)

出馬想定表 3月23日 阪神10R 但馬ステークス 1600万下 芝2000m 混合 ハンデ
全13頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤケルソ 小牧太 55.0  1/18 睦月10下 京都芝2400
カノン 高倉稜 52.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
ジャイアントリープ 岩田康誠 55.0  2/15 琵琶10下 京都芝2400
スマートリバティー 54.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 10 10
トウカイオーロラ 酒井学 54.0  3/01 御堂16下 阪神芝2400 13 10
ヒュウマ 浜中俊 55.0  1/25 花見10下 京都芝1600 10
ヒロノプリンス 55.0  3/09 富里10下 中京芝1800
フィロパトール 武豊 52.0  3/02 関門16下 小倉芝1800
フロアクラフト 松山弘平 53.0  1/13 寿S16下 京都芝2000 10
リメインサイレント 和田竜二 53.0  1/13 寿S16下 京都芝2000
リヤンドファミユ 池添謙一 56.0  2/23 アメ16下 東京芝2000 11
ロードロックスター バルジュー 53.0 12/15 元町16下 阪神芝1800 10 10
ワールドブルー 50.0  2/10 白嶺16下 東京ダ1600 15 13 15

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在13頭出馬想定されています。もっとも強いと思われたライズトゥフェイムの名前が消えています。このまま確定して欲しいですね。

これ以降は2014年3月19日に作成

●追い切り情報(3月19日更新)

前走前  1月10日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.4
3F 38.9
2F 25.0
1F 12.4



3月5日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.6
3F 39.3
2F 25.7
1F 12.7


3月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.3
3F 43.6
2F 28.4
1F 14.1


3月13日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.7
3F 38.2
2F 24.4
1F 12.1


3月19日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.0
3F 38.3
2F 24.7
1F 12.0
 3月5日、帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。久々ながらも格好をつけてくれる動きですね。これから時計を詰めていけば、また素晴らしい動きを見せてくれると思います。
 以下は3月6日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「この開催の最後に芝2000m戦があるので、そこを目標にして先週木曜に帰厩させました。先週一杯は軽く乗り、今週から速い調教を3本でちょうど良く仕上がると思いますよ。水曜日は馬なりでサッと脚慣らし程度でしたが、ラスト1ハロンはいい反応で、さすがという感じですね。馬体も幅が出て見栄えがしますよ」(西園師)23日の阪神競馬(但馬S・芝2000m)に松山騎手で出走を予定しています。
 ということで、次走予定が3月23日 阪神10R 但馬ステークス 1600万下 芝2000m 混合 ハンデに主戦の松山弘平騎手ということで発表になりました。ちょうどこの節は妹のバウンスシャッセがフラワーカップGVに出走します。姉妹で大暴れして欲しいですね。

 3月9日、16−15−14−14程度で追い切られました。さすがに準オープン馬です。日曜日でもそれなりにしっかりと追われています。

 3月13日、馬場状態の良い時間帯ということですが、惚れ惚れする良い動きです。全体の時計もさることながら、終いの伸びが素晴らしい。これは今回も楽しみですね。
 以下は3月13日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「今朝は坂路で終い重点に時計を出しました。雨馬場ではあるものの、走りやすい状態で時計は出やすいのでこのタイムだけで喜ぶわけにはいかないのですが、それにしてもいい動き。前半もしっかり折り合いがついて、非常にいい調教ができていますよ。来週の競馬に向けて、今のところなんの不安もなく来ていますね」(西園師)23日の阪神競馬(但馬S・芝2000m)に松山騎手で出走を予定しています。
 西園正都先生も大満足の状態のようです。前走よりも上の着に来て欲しいですね。

 3月19日、自己ベストに匹敵する素晴らしい動きでした。何よりも2週続けてしっかりと一杯に追い切れているのが評価できますね。
 以下は3月19日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「先週の動きも良かったのですが、今朝はまた非常にキビキビした脚で、好調ぶりが伝わってくる追い切りでした。また、カイバをしっかりと食べてくれているので遠慮なく攻めてこられましたし、文句のない状態ですね。ここにきて骨格に見合った筋肉もついてきていると感じますし、休み明けでも勝ち負けを期待したいと思います」(西園師)
 ということで、飼い葉食いが良いこと、骨格に見合った筋肉がついてきていること、そして動きが良いことなどから、過去最高の状態と思います。いよいよ本格化してきた感じですね。リッチダンサーの子は兄のホーカーテンペストも5歳の前走、前々走と準オープンで2着でしたし、決して早熟ではないと思います。これからが本当のフロアクラフトだと思いますし、その走りが楽しみですね。ここを圧勝するようですと、本当に重賞に手が届くかも知れません。
 私ほっさんの追い切り評価は最高評価の「A+」です。動き、調教過程などすべてにおいて文句なしです。

●出馬確定表

出馬確定表 3月23日 阪神10R 但馬ステークス 1600万下 芝2000m 混合 ハンデ
全13頭 フルゲート 16頭  
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アドマイヤケルソ 小牧太 55.0  1/18 睦月10下 京都芝2400
カノン 高倉稜 52.0  1/18 恋路10下 中京芝2000
ジャイアントリープ 岩田康誠 55.0  2/15 琵琶10下 京都芝2400
スマートリバティー 古川吉洋 54.0  3/02 関門16下 小倉芝1800 10 10
トウカイオーロラ 酒井学 54.0  3/01 御堂16下 阪神芝2400 13 10
ヒュウマ 浜中俊 55.0  1/25 花見10下 京都芝1600 10
ヒロノプリンス 国分優作 55.0  3/09 富里10下 中京芝1800
フィロパトール 菱田裕二 52.0  3/02 関門16下 小倉芝1800
フロアクラフト 松山弘平 53.0  1/13 寿S16下 京都芝2000 10
リメインサイレント 和田竜二 53.0  1/13 寿S16下 京都芝2000
リヤンドファミユ 池添謙一 56.0  2/23 アメ16下 東京芝2000 11
ロードロックスター バルジュー 53.0 12/15 元町16下 阪神芝1800 10 10
ワールドブルー 小林徹弥 50.0  2/10 白嶺16下 東京ダ1600 15 13 15

表中 騎手の太字は乗り替わり

●阪神芝2000mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前直線右。内回りコース使用で4コーナー出口付近。
 1コーナーまでの距離は325m。スタート直後の2ハロンは主導権争いである程度流れるが、その後ガクンとペースが落ちる。積極的に引っ張る馬がいないと、古馬の1000万クラス以上でも13秒台のラップを刻むことがある。その結果、行った行ったの前残りも多発。穴は逃げ残り、先行馬の雪崩れ込みといった展開面で期待するのがセオリー。
 枠順も内が有利で、経済コースをピッタリ回ってこれる馬が好走しやすい。平均ペース以上で流れれば、逆に逃げ馬は厳しい。最後の急坂が響き、差し馬の台頭を許すことになる。馬群も外回りの中距離ほど凝り固まらないので、タイミングよく仕掛けられれば馬場の真ん中より外を通ってでも抜けてこれる。このあたりの騎乗技術は安藤勝己騎手が抜群に上手い。


有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 展開・安藤勝己騎手
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、四位洋文、岩田康誠
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒4 2分06秒2 2分04秒5
2歳未勝利 2分03秒8 2分05秒2
2歳500万 2分02秒7 2分05秒3
2歳オープン 2分02秒8 2分04秒5
3歳新馬 2分04秒5 2分06秒6 2分06秒4
3歳未勝利 2分02秒5 2分04秒0 2分05秒1 2分06秒9
3歳500万 2分02秒3 2分03秒0 2分03秒0 2分04秒6
古馬500万 2分01秒5 2分02秒8 2分04秒2
古馬1000万 2分01秒6 2分03秒0 2分04秒6 2分05秒2
古馬1600万 2分00秒7 2分02秒8 2分05秒8 2分02秒3
古馬オープン 2分00秒7 2分01秒9 2分03秒9 2分04秒3

●騎手は松山弘平騎手 ほっさん評価「B−」

 今回もフロアクラフトの鞍上はフロアクラフトの主戦・松山弘平騎手です。前走は関東での重賞騎乗の為にギュイヨン騎手に乗り替わりになったフロアクラフトですが、今回は主戦の手綱に戻りますし、ハンデ戦で斤量も53キロと軽いですし期待ができますね。

 フロアクラフトでは5戦2勝、2着1回。この2着はオークストライアルのスイートピーSのもので、オークスへの優先出走権を獲得したという意味でも非常に大きな2着です。またこの次の本番のオークスGTでは17番人気でしたが5着と掲示板を確保してくださりました。まだまだGTや重賞やなど大舞台では活躍の少ない若手のジョッキーですが、腕は相当ですし、特にフロアクラフトの騎乗では彼に勝る騎手はいません。

 松山弘平騎手はドリームバレンチノでGT2着の実績がありますが、まだGT勝ちはありません。しかし、そのドリームバレンチノはミムコ・デムーロ騎手に乗り替わりになってしまい、GT制覇は遠のいてしまいました。このフロアクラフトが彼の記念すべき初GT制覇の馬になってくれると嬉しいですね。

 若いですが大変技術の高い騎手で、現在全国騎手リーディング堂々の13位です。2012年は74勝、2013年は62勝と常にベスト15位以内に入る活躍をされており今後川田将雅騎手、浜中俊騎手らと共に日本競馬界を引っ張っていく騎手になることでしょう。

 私ほっさん愛馬ではフロアクラフトの他に昨年スピカシチーに騎乗していただき12番人気の馬を7着と出走奨励金を確保してくれました。クリンゲルベルガーにも騎乗していただきましたが、8番人気5着と掲示板を確保。出遅れて最後方から素晴らしい脚を引き出し5着まで押し上げていただきました。私との相性も良い騎手だと思います。


 2014年3月20日現在、JRA通算242勝、重賞3勝、GT勝ちはない。勝率6.9パーセント、連対率13.0パーセントだが、一昨年(2012年)は74勝、勝率9.3パーセント、連対率15.9パーセント、昨年(2013年)は62勝、勝率7.3パーセント、連対率14.3パーセントと生涯成績を大きく上回り好調。本年(2014年)はここまで14勝、勝率8.3パーセント、連対率14.2パーセントと生涯成績をやや上回り好調維持。


 松山弘平(まつやま こうへい)は1990年3月1日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する6年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有していたが、障害免許は1度も騎乗することなく返納している。デビューは池添兼雄厩舎、現在はフリー。

 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、池添兼雄厩舎所属としてデビュー。小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。

 2011年2月21日にフリーに転身。

 2012年3月4日、改装された中京競馬場での最初の重賞となった第48回中日新聞杯をスマートギアで制覇した。 さらに、3月25日に中京競馬場で開催された第42回高松宮記念でレジェトウショウに騎乗し、GT初騎乗(10着)。

 また、同年にはデビュー年から乗り続けていたドリームバレンチノで函館スプリントステークスを制し、さらに同馬に騎乗したスプリンターズステークスで3着に入った。 最終的に、2012年はデビューからの3年間の勝利数に迫る74勝を挙げ、関西リーディング7位(全国リーディング13位)に入るなど、松山にとって躍進の年となった。

 2013年5月25日、JRA通算200勝を達成。
 ほっさん愛馬での成績(8戦2勝)

 2010年10月23日 クリンゲルベルガー 500万下        福島芝1200m 5着/8番人気
 2013年 4月 7日 マデイラ       500万下         福島芝1200m 12着/7番人気
 2013年 4月28日 フロアクラフト スイートピーS 3歳オープン 東京芝1800m 2着/6番人気
 2013年 5月19日 フロアクラフト 優駿牝馬(オークス) GT  東京芝2400m 5着/17番人気
 2013年 7月13日 フロアクラフト 湯浜特別 500万下     函館芝1800m  7着/1番人気

 2013年 8月25日 スピカシチー 鳥栖特別 500万下     小倉芝2000m  7着/12番人気
 2013年11月 3日 フロアクラフト 500万下            京都芝2000m  1着/4番人気
 2013年12月 8日 フロアクラフト 遠州灘特別 1000万下   中京芝2000m  1着1番人気


2013年5月19日 東京11R 優駿牝馬(オークス) GTで愛馬フロアクラフトに騎乗する松山弘平騎手。(5着/17番人気)

これ以降は2014年3月22日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「1回京都の寿S組が中心。3着馬マーティンボロが先週の中日新聞杯を制し、レースのレベルは高かったと見る。リメインサイレントは出遅れながら勝ち馬から0秒3差。攻めの動きは文句なく本来の先行策で決める。フロアクラフトはその寿Sで◎と0秒1差。久々でも力を出せるタイプとあり逆転まで。良血馬リヤンドファミユが復調。ジャイアントリープは立ち回りのうまさを生かして上位へ。」


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
フロアクラフト △△
ジャイアントリープ △△ △△
リヤンドファミユ △△
ヒュウマ
ヒロノプリンス
トウカイオーロラ
フィロパトール
リメインサイレント
スマートリバティー
カノン
アドマイヤケルソ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
リメインサイレント 3.5
リヤンドファミユ 4.2
ジャイアントリープ 4.6
フロアクラフト 7.9
アドマイヤケルソ 9.9
ヒュウマ 12.5
トウカイオーロラ 14.3
ヒロノプリンス 15.4
カノン 16.8
以下17倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フロアクラフト 86 76 81 84
リメインサイレント 84 83 82 84
リヤンドファミユ 89 84 82 82
ジャイアントリープ 88 78 78 83
アドマイヤケルソ 82 73 69 82
ヒュウマ 87 74 77 86


デイリー馬三郎

本紙の見解

「ハイレベルな組み合わせだった寿Sで見せ場をつくった◎リメインサイレント。過去にも重賞級の馬と接戦を演じた経歴があり、ここでは頭ひとつ抜けている。斤量面でも断然優位。相手は同寿S組の○リヤンドファミユと▲。〈浜口〉」

◎ リメインサイレント
○ リヤンドファミユ
▲ フロアクラフト
× ジャイアントリープ
☆ カノン

以下省略


フロアクラフトは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 2記者


紺谷和彦     坂路特注馬(栗東)

阪神10R フロアクラフト

牡馬顔負けの力感あふれるフットワークで豪快に登坂。いいころの迫力が戻ってきた印象だ。昇級戦の前走でも大崩れしなかった。今回もしぶとい先行力を生かして上位争いを狙う。 


●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フロアクラフト(6着)

 「前に馬を置いて理想通りの形でレースは運べました。折り合いもスムーズだったし、直線はもっと弾けてくれると思っていたのに案外でした。やめずに走ってくれてはいるのですが。」(マキシマム・ギュイヨン騎手・競馬ブック)

 「オークスのときのイメージでレースに挑みました。返し馬はコントロールが利くし、乗りやすいけど、リズムをしっかり整えられるように馬の後ろに入れて進めてほしいという指示を厩舎からもらっていました。その指示通りにも運ぶことができ、直線に向くまで理想通り。これならと期待して追ったのですが、直線で思ったほど脚が使えませんでした。クラスが上がったばかりということで経験が必要なところもあるかもしれませんが、ちょっと重かったかもしれないという話もありましたし、巻き返してくれる余地はあると思います」(マキシマム・ギュイヨン騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「先週金曜日の追い切りもしっかりと動けていましたし、期待をもってレースへ送り出せたと思います。ただし、結果からすると最後の直線での伸びがもうひとつになってしまいました。相手関係も楽ではない面はありますが、調教でそれなりに動かしてきている状況でも体が思っていたより余裕があったのが響いたのかどうか。もちろん以前カイバに波がある時期はあったので大きく減るよりはいいでしょうし、動かしていても増えていたくらいですから状態自体は決して悪かったということではないと思うんです。連勝して準オープン入りを果たしましたが、まだこれから伸びシロのある馬ですからもちろん先々でもうひとつ上のクラスで走らせたい馬ですし、クラス慣れしていけばそのチャンスはあるはずです。ここまで続けて使ってきたので一度放牧を挟ませていただきますが、そこでの状態を見ながらいいと思えるタイミングで次の競馬を考えていきたいですね」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「スッと好位の外。道中は3列目で馬の後ろに入れ、なだめ気味に運ぶ。大きな距離ロスのないレース運びだったが、4角ではいち早く手が動き、直線は伸びずバテず。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フロアクラフト

 「大型馬でも動きは素軽いし、ポン駆けの利くタイプ。このクラスでもやれる馬。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「オークスで5着。力は十分あるし、ポン使いも利く。」(西園正都調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 フロアクラフトは過去最高の状態で、飼い葉も良くしっかりと追い切れています。そしてハンデ戦で53キロと軽量ですし、鞍上も前走のギュイヨン騎手から主戦の松山弘平騎手に戻りました。そして特別登録段階ではもっとも強そうだったライズトゥフェイムが回避してくれましたし、メンバー的に見てもフロアクラフトは主役の1頭だと思います。

 ただ、不安は阪神競馬場であることです。フロアクラフトは過去3勝は京都と中京です。阪神では2着が最高です。もっともその時の相手は本年の金杯GV2着の馬で堂々のオープン馬オースミナインです。相手が悪かっただけだと思いますが。

 私は総合的に見て勝ち負けと思っています。少しでも多くの賞金を稼いでくれれば嬉しいですね。

●またも当日は仕事で応援に行けません

 過去フロアクラフトの3勝すべて現地で応援していた私ですが、前走に引き続き今回も仕事の繁忙期なので応援に行くことができません。

 しかし、今回は状態もすこぶる良く、勝てるチャンスですので、しっかりと勝って欲しいですね。

これ以降は2014年3月24日に作成

●パドック

 フロアクラフトの馬体重は前走マイナス8キロの500キロちょうど。500万を勝った時も1000万特別を勝った時も500キロちょうどですから、今回はベスト体重での出走と言えます。いつもよりもしっかりと追い切られてのこの馬体重ですから強くなっている証拠です。ゆったりと歩いていて気配も毛づやも抜群でしたね。

●レース 

 最内枠だったフロアクラフトは抜群のスタートを決め、労せず4番手の絶好位につけます。そこから最内枠を活かして終始ラチ沿いを距離ロスなく進み、それだけで正直勝ったと思いました。

 道中も抜群の手応えでがっちりと折り合い、直線に向いてもまだ追い出しを待つ余裕があります。最後の直線では上手くインが空き、フロアクラフトはスルスルと抜け出しをはかります。周囲の馬は退けたものの、外からエンジンのかかった超良血馬(オルフェーヴルの全弟)のリヤンドファミユが一気の加速。これにはたちまち抜かれて2着でゴールイン!!

 古馬との、しかも牡馬との準オープンで2着なんて素晴らしいことではありませんか。ただ、フロアクラフトは今回過去最高の状態でしたし、これで実質負担斤量の1キロ重いリヤンドファミユにアッサリ交わされたわけですから、これは敵わないですね。まあ6000万円の馬と1800万円の馬との違いだと言い訳します(笑)。

●これで獲得本賞金は5810万円に!!

 但馬Sの2日前に妹で我が愛馬のバウンスシャッセが重賞を勝ち、母リッチダンサーの産駒の日本における成績は次のようになっていました。

2009年産 ホーカーテンペスト 4勝 6607万円
2010年産 フロアクラフト    3勝 5090万円
2011年産 バウンスシャッセ  3勝 5080万円

(本賞金のみ・2014年3月21日終了時点)

 妹のバウンスシャッセがフラワーカップGVを制し本賞金が3400万円加算されましたから、フロアクラフトとは僅かに10万円の差になっていました。

 しかし、今回、姉は貫禄を見せ、準オープンで2着になりましたから、本賞金720万円を加算して5810万円となりまた妹を突き放しました。

 それにしても母リッチダンサーの産駒は走る子ばかりです。すべてが3勝以上で本賞金だけで5000万円を超えています。これで募集金額の高い馬なら不思議はありませんが、フロアクラフトとバウンスシャッセは募集価格1800万円の安価な馬です。これだけ稼いでくれれば十分ですが、どちらもまだ降級の権利を残しており、降級すれば少なくともあと1勝はできると思います。本当に素晴らしくハイレベルな争いで嬉しいですね。私も上手くいい馬に出資できました。

●時計の評価

 今回のフロアクラフトの走破時計は2分00秒3良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分00秒3でしたから、勝った馬が強かったと言えそうです。ただ、ハンデ戦53.0キロと軽量のものですし55.0キロでこの時計なら素晴らしいのですが、多少割り引いて評価しないといけませんね。それでもこれだけの時計で走っているわけですから、私は実績のない阪神を懸念していましたが、杞憂だったようです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フロアクラフト(2着)

 「いつも通りのスタートを切れて、いいポジションでレースができました。直線もうまく捌けたんですが、勝ち馬が強かったですね。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「いつも通りスタートをうまく出て、いい位置で運べました。直線もうまく抜けて来られたんですが、相手が強かったです」(松山弘平騎手・デイリー馬三郎)

 「スタートも良く、いい位置でレースが出来ました。直線でもうまく抜けてきましたが、今日は勝った馬が強かったと思います」(松山弘平騎手・ラジオNIKKEI)

 「スタートが上手で、ポンと出てすんなりいい位置につけることができました。直線もいい手応えで、前は狭くなりましたが、怯まずに割ってしっかりと伸びてくれました。今日は勝った馬が強かったのですが、このクラスでも十分やれますね」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今回は放牧明けとしては今までで一番いい状態と言っていいほどのデキでしたし、このクラスでも大きな期待を持っていました。ジョッキーは内々をロスなく非常にうまく乗ってくれましたし、これで勝てないなら相手を褒めるしかありません。このクラスでも上位の力があることは証明できましたし、牝馬同士なら重賞でもやれるのではないでしょうか。妹に負けないよう、さらに上を目指していきたいですね」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

フロアクラフト(2着)

 「内々でコースロスなく進める。直線に入ってからもスペースができるのを待つくらいの余裕が窺えた。ラストは粘るロードロックスターの内から交わして2番手に進出。勝ち馬には伸び負けする格好になったが、今日は相手の決め手が一枚上だった。」(競馬ブック)

 「終始、内の経済コースを立ち回り、直線でも最内からしぶとく脚を伸ばす。着実に力をつけている。」(ギャロップ)

●気になる賞金は

 本賞金が720万円。付加賞が8.8万円。距離別出走奨励賞が40万円。特別出走手当が41.8万円。 合計810.6万円。1口で割りますと約13000円程度になると思われます。500万下を勝った時(7598000円で1口12749円)よりも大きい賞金です。さすがに準オープンですね。

●今後の展望

 今後については全く未定ですが、常識的には続戦なら4月20日の阪神11R 難波ステークス 1600万下 芝1800m 混合 ハンデでしょう。

 しかし、その日は妹バウンスシャッセが中山で皐月賞GTです。私も中山に臨場する予定ですので、ここだとまたまたフロアクラフトに会えないです。勝つ確率ならフロアクラフトでしょうが、私は中山競馬場に行ったことがないので、この機会に是非行きたいですし・・・。

●最後に

 妹が重賞を勝ったことで、なんとなく陰が薄くなりつつある姉のフロアクラフトや兄のホーカーテンペストですが、なんのなんの彼らの戦績は大変立派なもので全く恥じることはありませんし、私は古馬との、しかも牡馬との準オープン2着は相当な能力ですし、感動しています。しかも花の芝の中距離でですよ。強い馬が集まる芝の中距離でです。

 愛馬エスポワールシチーでGT9勝などダートは極めた感があり、芝でも強い馬をと芝向きの馬ばかりを買いあさっていましたが、GT級ではありませんが、高額馬が集う芝の中距離路線でここまで活躍してくれる馬を獲得できたことは本当に嬉しいです。

 私の目線はすでにこのフロアクラフトやバウンスシャッセの子に向いています。これだけの能力のある母から生まれる子です。私は今まで、母が3勝している安価な馬を結構狙っていました。先述のエスポワールシチーも母エミネントシチーは3勝馬です。やはり母の能力がある程度子に受け継がれるわけですから、母の戦績は高い方が良い(必ずではありませんが一般論として)と思います。

 このフロアクラフトや重賞ウィナーのバウンスシャッセの子だと、少なくとも2、3勝はしてくれると思いますし、もしかするとGT級のとんでもない大物を輩出してくれるかも知れません。夢は膨らみます。

 とにかく、フロアクラフトもバウンスシャッセも無事に競走生活を終えて、繁殖入りをして欲しいものです。気が早いと思われるかも知れませんが、私は同様の期待をしていたレディブロンド産駒のアフロディーテを事故で亡くしています。馬は生き物ですから命がなくなってしまえばそれ以上はありません。とにかくこれだけの姉妹です。何よりも無事に行って欲しいと思っています。特にスピードのある馬は脚元への負担が大きいですからね。しかし、今のところリッチダンサーの子は私が馬体を見て丈夫そうと思った通り脚元は丈夫そうです。


 さあ、フロアクラフト、やはり私が現地にいないと勝ちきれないようですので(笑)、次は現地応援に行きたいぞ!!しかし、4月20日は・・・汗。

 頑張れフロアクラフト!!オープン入りも夢ではないぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年1月31日立ち上げ 2月28日、3月5日、9日、17日、18日、19日、22日、23日、24日加筆
フロアクラフトの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 1月13日 第13戦 寿ステークス 京都芝2000m (6着/5番人気)

2013年12月 8日 第12戦 遠州灘特別 中京芝2000m (1着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年11月 3日 第11戦 500万下 京都芝1800m (1着/4番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 8月25日 第10戦 積丹特別 500万下 函館芝2600m (10着/3番人気)

2013年 7月13日 第9戦 湯浜特別 500万下 函館芝1800m (7着/1番人気

2013年 5月19日 第8戦 第74回 優駿牝馬(オークス) 3歳GT 東京芝2400m (5着/17番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 4月28日 第7戦 スイートピーステークス 3歳オープン 東京芝1800m (2着/6番人気)

2013年 4月 7日 第6戦 デイジー賞 3歳500万下 中山芝1800m (2着2番人気

2013年 2月 3日 第5戦 春菜賞 3歳500万下 東京芝1400m (6着/4番人気)

2013年 1月12日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1800m (1着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月15日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1600m (2着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年11月18日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (13着/2番人気

2012年11月 4日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (2着2番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

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